種子こそ農業の基本。野菜の品種とともに70年、そして未来へ。

川上農園様(茨城県つくば市) 農への熱い想いを胸に、静かにトマトと向き合う

植物好きが高じて 農業の道へ
小さいころから植物が好きだったという川上さん。 農業高校を卒業後、大学は農業系大学を選びます。
大学卒業後は、農業に関わりたいという強い想いから、農村ボランティアとして農村に入り、農村振興のための特産品づくりに奔走する日々を送ります。
やがて、みずほの村市場(茨城県つくば市)の関係者との出会いがあり、同社の直営農場で働き始めます。
みずほの村市場(茨城県つくば市)
出品者の味へのこだわりが強く、とにかくおいしい野菜が買えると人気の直売所。みずほの村市場の野菜直売所に並ぶ『ほれまる』。着実にファンが増えている。
農を語るために、農業での独立を目指す
つくばで働き始めて5年が経ったころ、「農を真に知るためには、独立して自ら経営しなければ」、と思うようになりました。
2017年に同市内に大型ハウスを建設、農家として独立を果たし、本格的にトマト作りを始めた川上さんでしたが、独立後まもなく体調を崩し、初めてのトマトづくりはあえなく失敗。 大きな挫折を味わいます。
ミニトマト作りと『ほれまる』との出会い
この経験と、奥様への負担の軽減、出荷先の商品需要分析等、様々な要素を検討した結果、ミニトマトに挑戦することを決意します。前述のみずほの村市場のバックアップを受け、おいしいミニトマト作りに邁進する中で、『ほれまる』と出会います。2019年に試験的に導入し、青果物販売サイト・ポケットマルシェ経由で販売すると、すぐさま『ほれまる』指名の注文が入るようになり、「手応えを感じた」と川上さん。
酸味と甘みのバランスが絶妙な『ほれまる』は、味に敏感な川上さんのお客様の心を確実に掴んでいます。2021年は作付を倍増する計画です。『ほれまる』のファンが増えそうです。