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栽培レポート

「ワトソン」レタスの栽培  ~低温・日照不足の中でも肥大性抜群~

千葉県館山市:2001年秋号より

産地の概要

ワトソン
耐寒性強く、早春どり栽培に最適 渡辺農事株式会社 / 野菜種子の生産と販売
カルマー×ペンレークの早生型品種で、低温期の生育・結球性に優れる。
草勢は強い方で葉色が濃く、球の包皮が良く、春のハウス・トンネル作型に適する。
耐寒性は強いので、霜による球の変色の害が少ない。
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千葉県館山市は房総半島の最南端に位置し、温暖な気候風土からハウス栽培での花の生産や最近注目を浴びている<菜の花(ナバナ)>の産地としても有名です。
春の到来も、千葉県の中でも一番早く、特に3月の声を聞けば観光地として一気に賑わいを見せます。

千葉県野田市神戸地区は、水田の裏作としてレタスの露地トンネル栽培が盛んです。出荷時期は11月~3月にかけての岩切り出荷をメインに約60haの栽培面積があります。
その中でも最も高値が期待できる1~2月の厳寒期どりは生産者も細心の注意を払って栽培に取り組んでいます。

同地区で長年レタス栽培を手掛け、「館山市清浄そ菜組合」の組合長を務められたこともあるK氏をお忙しい中訪問し、1月収穫の「ワトソン」を取材させていただきました。

導入の経緯

当組合では、産地としてのレベルアップを図るため、栽培技術、新品種の導入テストを暖地園芸試験場の野菜研究室のご指導のもと努力されてきました。

「ワトソン」レタスは試験場から苗を供給してもらい2年間テストをしてきました。
2年間のテストでは、試験場の評価と共に1月下旬どりの品種で「ワトソン」、K品種(標準品種)、B種が適しているという結果となりました。

3年目には、K氏は「ワトソン」レタスの種子を購入し、9月14日播種、128穴トレイにて育苗、10月中旬定植、栽培方法はベッド幅120cm、通路幅60cmで4条植え、株間35cmとしました。
施肥は全面元肥でレタス専用肥料(14-12-12)などを使用しました。収穫は12月下旬からの収穫となりました。

2000年の天候は不安定で、10月以降の低温・日照不足がレタスの生育に多大な遅れとなって現れました。
その中で「ワトソン」の優れた特性が発揮され、以下の評価を得ることができました。
低温・日照不足の中、耐寒性・低温伸長性に優れ2L級の比率が他品種より多かった。
尻の切り口が従来の品種より小さく、葉の光沢があり、見栄えも良く、美味しい。
豊円球の形状なのでラッピングしやすい。
耐寒性が強いので凍害の心配も無く、菌核・腐敗病にも強かった。
暖冬の年は3L級率の発生がやや多いが、球重がある「ワトソン」は契約栽培にも向き、市場性は高い。

今後の動向

3年間にわたる暖地試験場とK氏の栽培試験から「ワトソン」は、本格的に導入されていきました。
さらに「ワトソン」の導入時期を9月中旬~下旬の播種期、12月下旬~2月中旬収穫を目安として、一層の秀品率の向上に努めていきたいとのお話でした。


この記事は過去の弊社カタログに掲載されたもので、現在の状況とは異なる事があります。
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